テントが無くてもファミリーキャンプ

国立青少年自然の家のキャンプ場

今回利用した国立花山青少年自然の家・南蔵王野営場は文部科学省所管の独立行政法人国立青少年教育振興機構が運営するキャンプ場です。

独立行政法人 国立青少年教育振興機構
国立青少年教育振興機構は、それぞれの立地条件を活かした特色のある活動を展開し、これからの社会を生き抜く力を育てるために必要な自然体験活動、集団宿泊活動をはじめ、多様な体験活動の機会の提供に努めています

同様の施設(国立の青少年自然の家、青少年交流の家)は北海道から沖縄まで全国に28箇所あり、その多くにキャンプ場が併設されています。

利用料

青少年とその家族であれば利用料は無料のようです。我が家の場合も、子供以外(30歳以上の成人2人分)の利用料を払おうとしたら、青少年(未就学児)とその家族のみということで無料になりました。

なので、子供連れで、テントを持参して、レンタル品を一切使わないのであれば、食材その他雑費以外一切お金はかかりません

設備

南蔵王野営場は文部科学省が所管する教育施設だけあって、設備が立派だったのが印象的でした。管理棟以外に緊急時の避難場所にもなるキャンプセンターが2箇所もあり、炊事場(全7箇所)も綺麗で広く、シャワーも無料。スタッフも多く、はじめてのファミリーキャンプでも安心して利用することができました。

同じ国の野営場でも、林野庁の国設野営場(蔵王坊平国設野営場など)とは対照的です。

公立(都道府県・市区町村)でも無料のキャンプ場は多いですが、ここまで設備の整ったところは、あまりないんじゃないでしょうか。

利用者について

ファミリーよりも、子供会(?)や、高校の部活や大学のサークルなどの利用が目立ちました。ちなみに、青少年以外の大人だけ(老人クラブなど)でも利用できますが、利用料は発生するようです。

シラカバはほとんどが常設テントなので、道具自慢のリッチキャンパーに気後れすることなく楽しめます。

申し込みなど

南蔵王野営場の場合、一週間前までに、申込書をFAXかe-mailで送る必要があります。また、ファミリーといえども起床・就寝時間や入退出時間、活動内容などを書いた活動計画を提出しなければいけません

この辺は、国公立問わず、自然の家系のキャンプ場であれば、だいたい同じです。

これでも、自然の家の本館(宿泊施設)に泊まるよりは規律は緩いほうです。宿泊施設だと、起床・消灯時間が決まっていて、他グループとの打ち合わせや朝のつどいをやらなければいけないなどの決まりがあります。使い終わった布団は寸分違わずに畳まなくてはいけないし、厳しいところだと、部屋での飲食禁止なんてところもあるようです。

これじゃあ、ファミリーキャンプじゃなく、家族合宿になってしまいますね。

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