焚き火もタープも無し。夕日を眺め、テントで寝るだけ。
秋田県にかほ市
飛のくずれキャンプ場
梅雨入り間近(?)の6月中旬。妻と小4の娘との3人で、秋田県にかほ市の飛(とび)のくずれキャンプ場に来てみました。
夕日が綺麗な海沿いのキャンプ場で、料金は無料。
ただし、予約が必要で、受付は電話か予約フォームで行います(QRコードもあり)。開設期間は4月~11月末。管理人はおらず、チェックイン、チェックアウト時間は自由なようです。
漁港の近くにある小さな看板を入ると。
防波堤沿いに駐車場があります。県外ナンバーもちらほら。(私もそうですが。)
テントを担いで
キャンプサイトはこの坂の上にあります。車は入れませんので、キャンプ道具は人力で運ばなければいけばせん。
なぜか空いていた真ん中あたりに、昨年買ったモンベルのクロノスドーム4(新型)を設営。見晴らしが最高です。
この日の秋田は、今年一番の暑さ。にかほ市の気温も30度くらいはありましたが、時折吹く海風が暑さを和らげてくれます。
サイトの様子。
重いテントだと登り降りがキツイのか、ほとんどがシンプルな装備でのソロキャンパーのようです。
津波について
にかほ市津波避難地図によると、飛のくずれのキャンプサイトは標高が10m以上あって、想定浸水域外になっています。万が一、津波が来たら、車は諦め、ここにとどまるか、心配なら、海側にある小さな丘(ピークは20mくらい)に登ったほうがよさそうです。日本海側の津波は到達までの時間が短く、込み入った飛の集落(ほとんどが想定浸水深5m以上)に車で迷い込んでしまうと危険です。(あくまで、私の考えですので、下記リンクを参考に、ご自分でご判断ください。)
サニタリー
あるのは簡素な炊事場とトイレだけ。
坂の手前にある炊事場。水道水なので飲用可だそうです。
駐車場の隅にあるトイレ。水洗の和式です。
ねむの丘
テントを留守にして、飛のくずれから車で10分くらいのところにある、道の駅象潟「ねむの丘」へ。
夕飯とお風呂はここで済ませます。
すぐ隣に大きなモンベルが!
と思ったら、6/28 OPENの垂れ幕が。今春のオープン予定だったんですけど、少しずれこんでいるようです。次に来た時に寄ってみよう。
にかほ市観光拠点センター「にかほっと」。
ねむの丘の敷地内にあって、中に大きなフードコートがあります。ラーメン、ピザから、もつ煮まで、10以上の店舗がありました。
海鮮処 魚吉の地魚の海鮮丼が食べたかったんですが、営業時間外(売り切れ?)のため断念。
食事
諦めきれず、ねむの丘の2階にあるレストラン眺海へ。
地魚ではなさそうですが、海鮮丼です。夜の部が17:00からだったので、少し待ちましたが、やっとありつけました。
1,550円×3杯で4,650円。いつものキャンプ飯より、かなり高くついてしまいましたが、キャンプ場代が無料なんで、どっこいどっこいか。
温泉
夕食を終え、4階の展望温泉「眺海の湯」へ。
眺海というだけあって、海の眺めが最高です。
受付が軽食コーナーも兼ねていて、奥にある畳敷きの休憩所で食べることができます。
夕日
入浴を終え、ねむの丘の裏庭(芝生公園)に出てみると。
夕日へ続く光の道。まさに、ゴールデンアワー。
内陸住みで、滅多にお目にかかれないに絶景に、しばしうっとり。
『この夕日をキャンプ場でも見てみたい。』と、急いで、飛びのくずれに戻ると。
日没直前。何とか間に合いました。
いちじくスイーツ
あとはテントで寝るだけ。
と、その前に、ねむの丘で買った、いちじくのお菓子をいただきます。
左から、いちじくパイ、いちじく羊羹、いちじくゆべし。すべて、にかほ市の幸月堂のお菓子です。この辺はいちじくの産地として有名なんだそう。
一押しは、いちじくゆべし。濃厚ないちじくの味が、やみつきになりそう。甘さは控えめです。
夜8時前。日も暮れて、辺りはすっかり暗くなり、ふかふかの芝生で朝までぐっすり。
飛のくずれキャンプ場のまとめ
軽いテントで荷物を最小限にすれば、ファミリーキャンプでも苦労せずに済みます。この絶景で、無料というのがすごい。
よかった点
- ふわふわの芝生でマットいらず。
- 海風が心地よい。
- 虫が少なかった。
いまいちな点
- 真夏は厳しいか。
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