サクラマスへの道(第4回)。サクラマス用にイントルーダーというフライを巻いてみました。
サクラマス用フライのタイイング
イントルーダーとは
クリークの遠藤さんにサクラマス用に使うフライについて相談したところ、シーズン初期は大きくて目立つものがいいということで、イントルーダーというフライを勧められました。
イントルーダーというのはストリーマーの一種で、スカジットキャストで有名なEd Ward氏らがスチールヘッド用に考案したもののようです。
遠藤さんにお願いしてタイイング方法を見せてもらいました。
ちょっと雑ですが、これがその時のメモ。
くびれがあって、ボディが前後に分かれているのが特徴です。シャンクあるいはチューブにタイイングし、フックはその後端に付けます。
シャンクにトレーラーワイヤーを付けるスタイルが一般的なんだそうですが、ちょっと複雑そうだったんでチューブフライにすることにしました。
チューブフライ
チューブフライというのもまったく馴染みが無く、初めて聞くものです。
今回使ったのはPro SportfisherというブランドのPro Nanotubeシステム。コーンヘッドやウエイトなどもあって、同じシリーズのパーツであればピッタリくっつくようになっています。
Pro Nanotube システム
Pro Nanotubeのsink2。シンクレートが選べるようになっていて、他にはfloatとsink4があります。
専用のニードル(Pro Flexineedle)に挿したところ。オレンジ色のパーツはフックガイド。
チューブフライを巻く場合、チューブをニードルに固定するのが一般的です。適当な金属棒でも代用できる気がしますが、ちょうどいいものを探すのが大変そうなので専用品(Pro Flexineedle)を買いました。上の写真の通り、普通のバイスに挟んで使う簡易なものです。
チューブフライ専用のバイスもありますが、3万円以上はします。
初めてのマテリアル
EUMERのArctic Fox Tail(アークティックフォックステール)。色はグレー。
CANALのOrstrich(オーストリッチ)。色はロイヤルブルー。
フォックステールとオーストリッチ。どちらも初めて使うマテリアルです。これをダビングボールとハックルで作った土台の上に重ねます。こうすることで、泳いでも細くなりすぎないんでしょうね。ダビングツイスターを使うと丈夫でキレイに巻けます。
大きいなぁ
くびれ部分のハックリングなど一部省略したところがありますが、一応完成です。
全長は8cm。水に晒すと10cmくらいにはなりそうです。大きさといい、色といい、渓流で使うドライやニンフとはまったくの別物ですね。
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