思わぬ落とし穴が。
ヒートガンオーブンを作ろう(その1)
Anesty HG-01Y
バンブーロッドの火入れ用に、安いヒートガンを買いました。
AnestyのHG-01Y。通常3,180円のところ、タイムセールで2,080円でした。
この値段で、アタッチメントが5種類もついています。白光(HAKKO)だと、これだけで3,000円はしますね。
消費電力は国内MAXの1500W。PSEマークも取得済。
ダイヤルを回すことで、温度をコントロールでき、最高で600℃にもなります。
スイッチのLOWとHIGHで、風量を2段階で調整できます。
自立します。竹の曲がり直しに便利ですね。
他機種との比較
バンブーロッドメイキングでの定番は一番上の白光(HAKKO)883Bです。
メーカー | 品名 | 消費電力 | 温度 | 風量 | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|
白光 | 883B | 1000W | 500℃ | 200L/min | 6,000円 |
白光 | FV300 | 1000W | 40~440℃ | 100、200L/min | 4,900円 |
白光 | FV-310 | 1000W | 50~530℃ | 150~250L/min | 8,200円 |
マキタ | HG6031VK | 1200W | 50~550℃ | 200、400L/min | 8,500円 |
BOSHE | GHG23-66 | 1300W | 50~600℃ | 100~350L/min | 28,000円 |
Anesty | HG-01Y | 1500W | 50~600℃ | 250、400L/min | 3,180円 |
Anesty | HG-02Y | 1500W | 50~600℃ | 190~450L/min | 3,880円 |
elesories | HG1012 | 1200W | 50~650℃ | 250、500L/min | 3,190円 |
elesories | HG1018 | 1500W | 50~600℃ | 250、500L/min | 3,870円 |
白光(HAKKO)のみ風量の単位がm3(立方メートル)でしたのでL(リットル)に直してあります。883Bの特徴は温度、風量とも固定なのと、風速が1,250m/minにもなる(当社他機種の3倍以上)ということなのですが、風速は公表していないメーカーがほとんどで、他社製品との比較ができないです。
でも、風速ってノズルなどで吹き出し口を狭くしてやれば、上がるというものとは違うのでしょうか。
中華製で1500W超の製品も売っていますが、一つのコンセント(日本の一般家庭用)で使えるのは1500Wまでなので、注意が必要です。
連続使用時間について
怪しい日本語で書かれたAnesty HG-01Yの説明書を読んでいると、気になる記載が。
『定格使用時間は約20分です。』という部分です。
ホームページ上には記載が無く、事前に分かりませんでした。
ヒートガンオーブンでは、火入れ時間の他に、暖機運転も必要なので、20分で収まるということはありません。
もう少し調べてから買うべきでした。
でも、連続使用時間(定格使用時間)は公表しているメーカーが少ないため、Anestyは、説明書に書いてあるだけ、まだましかもしれません。
何も書かれていないと、制限なく使えるのかと考えてしまいますが、ヒーター切れの原因になるので、ほどほどにしておいた方がいいでしょう。
BOSHEのGHG23-66が6時間まで使えるという情報があったのですが、説明書には書かれていませんでした。
白光だと交換用のヒーターが1600円ほどで売っているようです。
消えた電熱式オーブン
以前は、バンブーロッド製作用のオーブンといえば、ニクロム線と温度コントローラーが付いた電熱式のものがほとんどだったようですが、現在は、販売しているところが見当たりません。(自作用のパーツを売っているショップはあるようです。)
電熱式だとPSEの対象になるんだろうけど、あまり売れるものでもないので、検査にコストをかけられないんでしょうね。
代わって主流になりつつあるのが、ヒートガンを使ったオーブンです。ショップでは、ヒートガンは白光(HAKKO)などの既製品を使い、竹を入れる管の部分をショップメイドで販売しています。
電熱式に比べるとシンプルなので、自作派も多いようです。
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