初っ端から難関が。
初めての竹割り
謎の白竹
先日届いた真竹、トンキン、チンバンブーを使う前に、ホームセンターの竹でブランク完成までの手順を練習してみることにしました。
コメリで買った148円の白竹(しらたけ)です。2.5mを半分にカットしました。元口の直径は4cm強、円周は13cmくらい。
ここでいう白竹というのは竹の種類ではなく、青竹の油を抜き、天日干しをして白くした竹の総称のようです。
Made in Vietnamとあります。わざわざ日本から竹を送って加工することもないでしょうし、ベトナムで採取された竹だと思われます。
断面を見てみると。
残念ながらベトナム産トンキンではなさそうですが、真竹よりは張りがありそう。
竹が届いた
右から真竹、トンキン(セレクト)、トンキン(スタンダード)、チンバンブーです。12ft(3.66m)を全てハーフカットにしてもらいました。
竹を割る
早速割ってみます。
鋼典(かねのり)という銘の両刃の竹割鉈です。
円周を6で割って、元口に6つ割のマーク。
鉈を真っすぐに当て、金槌で叩いてみると。
『パキパキッ』
半分に割れました。
金槌で内側の節をたたき割ってから、2つ割を3分割。
出来た6つ割に節ずらしのためのマークを入れます。
この辺の手順は、『フライロッドを作る本』を参考にしました。
気長にバンブーロッドメイキング
同じロッド沼にハマるのならば、既製のロッドをあれこれ買うより、作った方が安く上がるだろうという、よこしまな(?)思いもあります。
と、ここまでは良かったのですが、6つ割をさらに3分割し、18分割にチャレンジしたところ。
何本かのスプリットが先細りになってしまいました。
トンキンじゃなくてよかった。
鉈を進める際、左右均等に力が加わらないと、裂け目が捻じれて曲がってしまうようです。この曲がりは、広くなってしまった方を外側に曲げることで修正できるそうなんですが、この加減が難しい。
あと、今回は元口から割ったんですが、竹は、木元竹末(きもとたけうら)といって、末口(先)から割るのがセオリーだそう。
貴重なトンキンを無駄にするのは御免。まだまだ、安い竹での練習が必要なようです。
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