荒削りと火入れ

レオン製のプレーニングフォームと自作オーブンで。

竹は熱で強くなる

プレーニングフォーム

バンブーロッドメイキングの肝ともいえるツール。これがないと始まりません。

プレーニングフォーム
レオン製のプレーニングフォーム、FLEXFORM2.5。長さは60インチです。

スタンダードフォームだと、プッシュ&プルは5インチごとなんですが、これは2.5インチ間隔になっています。フォームの横幅が薄いので、曲げられるというのが特徴

スタンダードフォームと、かなり迷いましたが、竹フェルールも作れるというので、こちらにしました。

ワークシート
HEXRODで公開されていた、Leonard 36 Baby Catskill 7′ 3wt のテーパーデザインを拝借。

ミツトヨのデプスゲージ
ミツトヨのデプスゲージで、セッティングしていきます。

スタンレーの洋カンナ
スタンレーの洋カンナ。(荒削り用を使うつもりが、間違って仕上げ用を使っていました。)

これらのツールは全てレオンさんから購入しました。

老舗のつるや釣具さんはバンブーバンブーロッドメイキング関連の販売は止めたというし、レオンさんが最後の砦かも。

荒削り

ファイナルプレーンのバット側の3割増し(ストレート)で削っていきます。

竹を削る
ホビーカンナより、ぜんぜん削れます。あたりまえか。

荒削りした竹
荒削りを終えたストリップ。

バインディング

普通はギャリソン式バインダーというツールを使うんですが、こんなもので代用してみました。

バインディング
ラインの巻替えなどに使っている、第一精工のリサイクラーDS。ドラグの微調整ができるので、テンションのコントロールがしやすいです。

スプールに100均で買った綿糸を巻き替えてあります。

何かと便利なリサイクラーDSですが、まさかバンブーロッドメイキングで使うとは。

火入れ

火入れ
自作のオーブンでの火入れを終えたところ。いいのか悪いのか、ほんのり香ばしい香りが

スパイラルダクトでバンブーロッドオーブン
寒い中、約11分で180℃に到達。ちょっと温度差がありますが、とりあえずは、使えそうです。

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