ハーズマスクのイヤーを使って、ゴールドリブドヘアーズイヤーを巻いてみました。
ニンフの王道
タイイング手順
ドライの王道がエルクヘアカディスだとすれば、ニンフはなんだろうか?
フランク・ソーヤ考案のフェザントテール・ニンフかとも思ったんですが、やっぱりゴールドリブドヘアーズイヤー(GRHE)ですね。
使用マテリアル
フック | TMC 3761SP-BL #12 |
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スレッド | ユニスレッド 8/0(ダークブラウン) |
ウエイト | レッドワイヤー |
リブ | コパーワイヤー | ボディ | ヘアーズイヤー(ナチュラル) |
テール | フェザントテール |
ウイングケース | フェザントテール、UVレジン |
フックはTMC3761などの1Xロングが基本です。適用サイズは16~10番くらい。色々な巻き方がありますが、今回はテールに使うフェザントテールを折り返してウイングケースにしてみました。
ゴールドリブドなんでリブにはゴールドを使うのが本当なんでしょうけど、私の場合、ウエイトの有無をワイヤーの色で見分けているため、コパーを使っています。
ウエイトとテール
下巻きの前にレッドワイヤーを巻きます。スレッドとは逆方向に巻くとズレにくいです。
レッドワイヤーの前後と溝を巻いて固定し、そのままシャンクの後端まで下巻きをします。
コパーワイヤーを固定し、フェザントテールをつけやすいように、向こう側に向けておきます。
フェザントテールを切り出します。ウイングケースも兼ねるので、長めのところ使います。
本数はだいたいこのくらい。
シャンク全体に固定します。
ダビング
ヘアーズイヤーを切り出します。
指でよく揉みます。
スレッドにダビングワックスを塗ります。
アブドメン(腹部)は細身にしたいので、堅く撚りつけます。
アイ手前まで巻きます。
スレッドをソラックス(胸部)とアブドメン(腹部)の境目あたり(シャンクの1/3くらい)まで戻します。
スレッドの位置までリビングをします。
ワイヤーをカットし、切り口をスレッドで巻き止めます。
フェザントテールを折り返します。
スレッドで固定します。
ダビング材を撚りつけます。ソラックス部分はボリュームをだしたいので、フワっと。
アイ手前まで巻きます。
ウイングケース
フェザントテールを折り返します。
アイ手前にスレッドで止めます。
余分なフェザントテールをカットし、ウイップフィニッシュで固定します。
ウイングケース(フェザントテール)を軽く拡げます。
UVレジンを塗ります。ウイップフィニッシュしたスレッドにも軽く塗っておきます。
UVライトでウイングケースとヘッド(スレッド)を硬化。
ダビングブラシでソラックス部を軽く掻き出して完成です。
元々はドライフライ?
ニンフパターン108(増沢信二+渡辺隆)によると、ゴールドリブドヘアーズイヤーは元々、19世紀のイギリスで生まれたドライフライだったんだそうです。
ニンフバージョンが生まれたのはそれから1世紀も後のアメリカだと言われています。※考案者が不明なため、諸説あり。
ちなみに、ドライとニンフの間にはウェットバージョンもあり、本場(アメリカやイギリス)では今でも普通に使われているようです。
今度巻いてみようかな。
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