爆釣は言い過ぎです(笑)。でも、イワナ20匹は私にしては上出来。
置賜野川(おきたまのがわ/おいたまのがわ)
終わりよければ
9月最後の日曜日。明日あさっては仕事なんで、これがレギュラーシーズン最後の釣行になります。シーズンに悔いを残さないためにも、なんとかいい釣りがしたい。
で、思い切って長井市の置賜野川に行ってみることにしました。自宅から車で2時間以上かかるんで、結構遠いんですけどね。
朝日連峰の川
置賜野川は、朝日連峰から南側に流れる、最上川の支流で、全長は30kmにもなります。
朝日連峰からは、置賜野川の他にも、北側に流れる寒河江川をはじめ、朝日川、月布川、東大鳥川、荒川、三面川など、四方八方へ、有名河川が延びています。
渇水
ダムを2つ越え、狭い林道をくぐり抜けて、ようやく目的地、祝瓶山荘(いわいがめさんそう)に到着。ここに来るのは、今日で、3回目になります。
山荘の前にある広場に駐車しようとしたんですが、既に10台くらいの車が止まっています。仙台、福島、宇都宮などなど。県外ナンバーも多いようです。登山なのか釣りなのかわかりませんが、キャンプもやっているみたい。
とはいえ、他の入渓点を知らないので、山荘脇に無理やり車を止め、いつもの場所から川岸に降りてみると。
かなり、渇水してます。今年の5月末に初めて来たときは雪代で増水していて、ちょっとした瀬を渡るのも大変なくらいだったんですけどね。
最初の1匹。少し上ったところで、浮いていたイワナ。水が綺麗過ぎて、浮いているやつは丸見えです。
吊り橋
祝瓶山(いわいがめやま)の登山道へ抜ける吊り橋が見えてきました。エサ釣りの人たちは、この道を通ってさらに上流へ行くことが多いみたいです。
コンクリートの構造物は橋ではありません。その上に、うっすら写っているのが吊り橋。5月に来たときは、橋板が外されていて渡れませんでした。
橋の左岸の根元が淵になっていてイワナが溜まっています。先週来たときにはここで結構釣れたんですが、今日は底にベッタリで浮いてくる気配なし。やっぱり、先行者かなぁ。
コンクリートを登って、上流へ行こうと思ったんですが、ちょっと無理っぽい。淵も深くて渡れないので、右岸側の支流を上ることにします。
渇水してるんでポイントは少なめ。たまに小さいのが出る程度です。それにしても足跡が多い。
2段堰堤
しばらく上ると堰堤が見えてきました。ここまでの釣果はイワナ8匹。でもサイズがイマイチなので、ここでなんとか挽回したいところ。
手前から探ってみると一投目でヒット。幸先がいいです。長丁場になりそうなんで、ベストとカメラを降ろしロッドだけで臨みます。
2匹目はなかなかのプロポーション。フライをガップリ飲んじゃってます。結局、下段では8匹釣れました。
沢登り気分
まだ時間があるので上段に上ってみることにします。左岸の岩盤をよじ登るんですが、容赦ない水攻め。ちょっとしたシャワークライミングです。ここを登るのは渇水期じゃないと無理でしょうね。
ビショビショになりながら、這い上がると。
結構広いプールになっていました。底はほとんど砂です。しばらく粘ってみたんですが、ここでは3匹止まり。
ラスト1匹
帰り際に先ほどの吊り橋下の淵で、1匹だけ浮いているのが見えました。エルクヘアカディスを投げてみるものの無視。サイズを落としても駄目。何を食ってるんだか、フライを18番くらいのCDCに変えてやっと出てくれました。
今日の20匹目。ちょっと小さめですが、これが、レギュラーシーズンのラスト1匹になります。10回くらい見切られたかなぁ。でも、ちょっと、顔が潰れてますね。
人も多いが、魚も多い
車や足跡から、かなりの人が入っていたのは間違いないんですが、それでも20匹釣れたので、魚は濃いといっていいんじゃないでしょうか。わざわざ県外から来るのも頷けます。
同じ有名河川でも、最上白川(ダム上)は、今年2回行って釣果ゼロ。やっぱり、漁協がしっかりしていないと渓流は駄目ですね。
まだまだ先は深い
今回釣り上がった支流は、角楢沢(かくならさわ)の下流部のようです。地図を見ると、登山道を通って堰堤の上に出られるみたいなので、今度来たときチャレンジしてみます。
大物を狙って本流の上流部もやってみたいし、下流の沢も面白そう。これでひとつ、来シーズンの楽しみが増えました。
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