接写に強い渓流釣り用のカメラ選び

Go Proだと寄れないので。

渓流とデジカメ

理想の渓流釣り用カメラ

私が考える理想の渓流釣り用のカメラの条件は次のようなものです。

コンパクト
重くなるのは勘弁。なので、コンデジです。

明るいレンズ
渓流には薄暗い箇所が多いので、明るいレンズが有利。

おもいっきり寄れる
川虫やフライの写真を撮る場合は必須です。

防水
あったほうがよいが、これを条件にいれると機種が限定されてしまいます。

RICOH GR DIGITAL 3での作例

フライを咥えたイワナ
暗がりで撮影したイワナ(2016年9月) 1/23秒, F1.9, ISO-154

エルモンヒラタカゲロウのニンフ
マクロモードで撮影した川虫(2015年4月) 1/660秒, F3.2, ISO-64

GR DIGITAL 3は、2009年~2011年頃に販売されていたリコーの高級コンデジで、明るいレンズ(F1.9)と単焦点(28mm)による高画質が売りでした。防水ではありません

現行のGRシリーズと違い、センサーが小さ目(今は亡き1/1.7型CCD)で、1cmまで寄ることができたのも、私にとっては大きなアドバンテージ。

当ブログの屋外での写真のほとんどはこのカメラで撮影してきましたが、一昨年の秋に天寿を全う。それ以降は、動画(GoPro HERO8)から静止画を切り出すことで、しのいでいます。

防水カメラについて

OLYMPUSのTough TG-6。現行機種で防水を条件に入れるなら、これ一択になると思います。

F値はW2.0 ~ T4.9。センサーサイズは1/2.3型で、最短撮影距離は1cmです。

ただ、私の場合、防水コンデジというものには、ちょっと抵抗があります。というのも、その昔、使っていた、PENTAX Optio WG-1の画質がいまいちで、操作性も良くなかったからです。

Tough TG-6は、スペックを見る限り、十分使えそうなんですが、実売5万円前後と価格が高めです。

最近の高級コンデジ

最近の高級コンデジは恐ろしく値段が高いです。10万超えは当たり前。これだと、水没の恐れがある渓流で使うにはリスクが大きすぎます。5万円ちょいのGR digital 3を渓流用におろすのにも、恐る恐るだったのに。

あと、センサーサイズは1型が最低ラインで、GR3に至ってはAPS-Cにもなります。センサーが大きければ、画質がよくなり、背景もボケやすいんでしょうが、接写には向きません。

一昔前の高級コンデジが狙い目?

GoPro動画からの切り出しに限界を感じ、おもいきってTough TG-6を買うか、中古のGRD3か4にしようか迷っていたんですが、結局、行きついたのがこれ。

STYLUS XZ-10

OLYMPUSのSTYLUS XZ-10。中古で12,491円でした。2013年発売で、既に製造を終了しています。

当時、OLYMPUSのコンデジのフラッグシップ機はXZ-1(後継はXZ-2)で、XZ-10は、これを、よりコンパクトにしたモデルとして登場しました。発売当時でも実売3万円代と、そんなに高価ではなかったようですが、一応、高級コンデジの部類に入ると思います。

最大の売りは光学5倍の「i.ZUIKO DIGITAL」レンズ。F値はワイド端で1.8、テレ端でも2.7と、かなり明るいのが特徴です

センサーサイズはGRD3と4(1/1.7型CCD)、XZ-1と2(1/1.63型CCD)より一回り小さい、1/2.3型CMOS。スーパーマクロモードで、1cmまで寄れます。

購入の決め手になったのは、昔読んだことのある『デジカメに1000万画素はいらない』の著者、たくき よしみつ氏の記事です。

ガバサク流 オリンパスXZ-10は想像以上によいカメラだった
ガバサク流 オリンパスXZ-10は想像以上によいカメラ

絶滅寸前のコンデジ

スマホ写真の高画質化に押されて、普通のコンデジは絶滅寸前です。生き残りそうなのは、10万円以上もする高級コンデジと防水カメラくらい。

STYLUS XZ-10のズームレンズ
とりあえず、このSTYLUS XZ-10を大事に使ってみますが、次に買おうとするときに、私の使用条件に適うコンデジが残っているのか、ちょっと不安になります。

Tough TG-7もオリンパスの撤退で、どうなるかわかりませんし。

個人的には、GRD3くらいの画質と操作性の防水カメラがあれば、申し分ないんですが。

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