ディート30%のムシペールを使ってみた感想と偏光グラスについて。
虫除けと偏光グラス
ディート30%
昨年の秋頃から、DEET30%の虫除けが国内でも販売されるようになりました。
昨年6月、ジカ熱やテング熱の流行を受け、それまで12%が最高だったディート濃度の上限が30%に引き上げられたためです。
各メーカーの製品を表にすると、ざっとこんな感じです。
メーカー | 製品名 | 容量 |
---|---|---|
フマキラー | スキンベープミストプレミアム | 200mL |
アース製薬 | サラテクトミスト リッチリッチ30 | 200mL |
金鳥 | プレシャワー 30EX | 80mL |
池田模範堂 | ムヒの虫よけムシペールα30 | 60mL |
12%が上限だったときは最高濃度の製品はムシペールくらいしか選択肢がなかったように思うんですが、30%になって一気に選択肢が増えましたね。
ムシペールα30
これまで使っていたムシペールαがちょうど無くなったので、同じムヒのムシペールα30を買ってみました。

ムシペールα。DEETの濃度は12%です。一昨年まではこれが国内最強でした。

今年の3月に発売されたムシペールα30。DEETの濃度は30%。
ムシペールα30を顔に塗るとヒリヒリとした刺激があります。ムシペールαでも刺激はあったんですがここまで強くはありませんでした。ひげ剃り後に塗ると染みるだろうなぁ。
濃くなって忌避効果が高くなったのかというと、そうではなくて持続時間が長くなっただけです。なので、こまめに塗れる方は無理に30%を使わなくても5%のものでも効果は同じです。
ディートフリー
最近、ディートフリーという言葉をよく耳にします。日本では重篤な事故や副作用の報告はありませんが、ディート30%の虫除けの説明書には12歳未満の小児には使用してはいけないことが明記されていますし、絶対安全だとは言い切れないんですね。
あともう一つ厄介なのがプラスチックを痛めるという性質です。
私の場合、特に偏光グラスに気を使います。顔に塗るときにグラスに触れないようにするのはもちろん、アブに囲まれたからといって周囲に吹きまくるのも厳禁です。
イカリジンはどうか
ディートと並ぶ虫除けケミカルにイカリジンがあります。日本では2015年に認可されたばかりなので、あまり馴染みはありませんが、2000年頃から製品化されているヨーロッパやアメリカではよく知られた成分です。
このイカリジン。ディートと違ってプラスチックを痛めないそうなんですが、イカリジン含有の虫よけ剤の説明書にはプラスチック製品にかけないようにという注意書きがあります。たぶん、一緒に入っているエタノールが影響するんでしょうね。
ディート入りの虫除けほどでは無いにしろ、無闇に吹きまくっていいというものではないようです。
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