連日の猛暑から逃れるには、標高を上げるしかありません。
秋田県東成瀬村
須川湖キャンプ場
秋田県東成瀬村の須川湖畔にある須川湖キャンプ場。宮城、岩手、秋田の3県にまたがる栗駒山の北西の中腹に位置し、標高1000mと、夏でも涼しいです。
今日は、妻と娘との3人でのファミリーキャンプ。
須川湖駐車場の公衆トイレの近くにある案内板に従い、細い道を車で降りて行くと。
受付
管理棟(受付)があります。
営業期間は6~10月。営業日は木~日曜日で、月~水曜日は休みです。
チェックインは15:00〜17:00、チェックアウトは9:00まで。
村営だった(?)昨年までは、1人440円(中学生以下は220円)のみで1泊できたらしいのですが、今シーズン(2023年)から管理者が代わり、1人500円の宿泊料(12歳以下は無料)の他、別途、サイト使用料が3000円かかるようになりました。
基本、完全予約制で、支払いは予約サイトでのオンライン決済になります。
地図
須川湖キャンプ場の地図。
手書きの数字のところがサイトの場所です。以前は36区画もあったようですが、ウッドデッキの老朽化などのため、11区画にまで減らしたんだそう。
キャンプサイト
管理棟からキャンプサイトへ続く道路。荷物の積み下ろし時以外は、車両通行止めです。
キャンプサイトは全てウッドデッキ。大きな木製のテーブルとベンチ、かまどがセットになっていて、ほとんどの区画は木と竹藪に囲まれています。
下界は連日の猛暑ですが。
涼しく、静かで、景色も最高。まさに別天地。
平日だったせいか、私たち以外は、登山客と思われる年配の女性が一組だけ。管理人もすぐ帰ってしまったし、ホント静かでした。
テントはキャンプ場でレンタルしたOGAWAのハリフォード5。
サニタリー
管理棟の斜向かいにあるトイレ。全て和式です。電灯が点かず、代わりにLEDランタンが置いてありました。
お風呂、コインシャワーはありません。
炊事棟
管理棟となりの炊事棟。水は出ますが、飲用不可です。夜、電灯のスイッチが分からず、ヘッドライトをして洗い物を済ませました。
水は、車で5分くらいのところにある栗駒仙人水で確保。ウォータージャグがあると便利です。
温泉
お風呂は岩手県側にある須川高原温泉の日帰り入浴を利用しました。須川湖キャンプ場から車で3分くらい。
妻と娘は館内の大浴場(須川の湯)。
私は大露天風呂(大日湯)。
何れも料金は大人700円、小学生350円です。どちらも入りたいという方は、入浴共通券(大人1000円、小学生500円)がお得。
大露天風呂(大日湯)のみ、夜9時まで営業しているそうです。今回は日中の利用でしたが、夜、ライトアップの中、入るのもいいかもしれませんね。
※昨年までは、須川湖キャンプ場に泊ると、秋田県側にある栗駒山荘の入浴割引券が貰えていたらしいのですが、今年から管理人が代わり、配布は無くなりました。
満天の星
焚き火でバターチキンカレーを調理中。今年から薪の販売もやめたとのことで、持参しました。
夕食を終え、夜、空を見上げると。
満天の星。ホント綺麗です。
東成瀬村は過去に、美しい星空日本一(環境省)に選ばれたことがあるんだそう。
釣りとボート
須川湖の水は澄んでいて、とても綺麗ですが。
pHが3.2~3.6にもなるため、魚は生息しておらず、残念ながら、釣りはできません。
管理棟のむかいにある貸ボート小屋も休業中。
カヤックなど自前のボートを持ってきて楽しむのは問題ないとのことです。
須川湖キャンプ場のまとめ
トイレの電灯もつかなければ、街灯も無い。あるのは、極上の景色と星空、そして静けさ。
管理者が変わり、高規格のオートキャンプ場並みの料金に値上がりしてしまいましたが、この別天地にはそれだけの価値はあると思います。
よかった点
- 真夏でも涼しい。
- 完全予約制で、人が少ない。
- 夜は真っ暗で、とにかく星が綺麗。
いまいちな点
- 炊事場の水が飲用不可。
- サイトが藪に囲まれていて、熊が怖い。
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