フォーセップというのがどうも苦手です。ロック用の爪が邪魔で、開くときイライラするんです。
フォーセップとプライヤー
フォーセップとは
本来、フォーセップとは、医療分野で使われる用語で物を挟む道具のことを指します。なので、ピンセットもフォーセップの一種です。
フライなどの釣りで言われるフォーセップは、正確にはロッキングフォーセップといいます。上の写真みたいにロックが付いているやつ。
これも元々は外科用の鉗子(かんし)で、動脈なんかを挟んで止血するのに使うみたいです。
プライヤとは
一方、プライヤは工具です。日本でプライヤというとコンビネーションプライヤのことを指すんですが、英米ではペンチを含む挟み工具全般のことをいいます。
つり用のものは工具でいうところのラジオペンチに近いんですが、フィッシングペンチとは言わず、英米式にフィッシングプライヤと呼びます。
ややこしい名称はさておき、フォーセップとの違いはなんなのか?
それは、ロック機能がないということと、切る機能があることです。
ロック機能 | 切る機能 | |
---|---|---|
フォーセップ | 有 | 無※ |
プライヤ | 無 | 有 |
※フォーセップにも、切る機能が付いている、シザースフォーセップというものがあるみたいです。
フォーセップのロック機能
魚の口からフックを外す場合、針を挟んでロックしてしまえば指穴に力を入れる必要はありません。外す方向に押し込むだけでOKです。使いこなせる人にとっては便利なのかもしれませんが私は苦手。
プライヤーの切る機能
根元がハサミになっています。丈夫なのでラインを切るだけでなく細い枝も切れてしまいます。これ、フライを草木に引っ掛けたとき重宝します。私の場合、フックを外すよりこっちの方が多いかも(笑)。
渓流でおすすめのプライヤ
今シーズンに入る前、渓流用に軽くてコンパクトなプライヤをいろいろ探してみて買ったのがこれ。
先が曲がっていてフックを掴みやすいようになっています。小さいけど握りやすいです。ピンオンリールなどに繋げる穴が開いているのもポイント。
渓流魚の大きさなんて高が知れているんでこれくらいの長さでも十分。
スノーピークってアウトドア用食器のイメージが強いんですが、釣り用品も出しているんですね。
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