年間釣行日数の限界と釣りの質

メディアに出てくるようなエキスパートになると、渓流の釣行日数が年100日を超える人も珍しくないようです。これって、私のような平凡なサラリーマンにとっては夢のような話なんでしょうか。

釣りに行ける日、行けない日

遊漁期間中の休日数

フルタイムで働く普通のサラリーマンの場合、渓流釣りに行ける日として第一に挙げられるのは会社の休日になります。

私が今住んでいる山形県では、渓流(いわな・やまめ)の遊漁期間は4月1日から9月30日までなので、土日祝とお盆が休みだとして、この期間内の休日を数えてみます。

2014年の場合、土日祝は58日。お盆休みが8月13日(水)~15日(金)だとして3日。合計で61日になります。年によっても違いますが、遊漁期間中(4~9月)の休日は、だいたい60日前後になるんではないでしょうか。

お盆休みが長い人や、有給をタンマリ取れる人だともっと伸びるでしょうが。私の場合はこんなもんです。

2月解禁、11月禁漁?

山形では今年から4月1日解禁になりましたが、全国的にみると3月1日に解禁する漁協が最も多いようです。中には福井などのように2月1日に解禁するところもあります。

一方、遊漁最終日を見ると、静岡の安倍川、藁科川などのように、10月31日という川もあります。鮎じゃなくてアマゴでですよ。

あまり現実的ではないですが、春は福井に秋は静岡に通うとして、2月1日から10月31日の間の休日を数えてみると、だいたい90日になります。

これでも100日には届きませんね。

ニジマスを含めると

渓流魚といっていいのか疑問ですが、ニジマスだと、かなり長い期間、渓流釣りを楽しめます。区間を設定したC&Rがほとんどですが、一応、自然渓流です。

東北だと、山形の寒河江川が10月末まで。宮城の荒雄川は11月末まで。全国的に見ると、静岡の天竜川のように、一年中遊漁可能なところもあります。

右岸側の支流

山形から通える範囲で考えてみると、3月は宮城の一般渓流、4~9月は山形の一般渓流、10月は寒河江川C&R、11月は荒雄川C&Rに行くとすると、3月1日~11月30日までの9ヶ月間、渓流釣りが可能です。この間の休日は、2014年の場合、92日

惜しい。静岡住みなら楽勝なんだけどなぁ。

アフター5に釣りをする

住んでいる地域にもよりますが、休日だけで年間100日の渓流釣行を実現するのは難しいようです。実際は、天気が悪かったり、用事が入ったりで、必ずしも釣りにいけるとは限りませんしね。

日の長い時期じゃないと無理ですが、仕事帰りに釣りに行くという手もあります。時間は限られますが、平日で滅多に人も入ってないので、結構釣れるもんです。

逆に、仕事前に釣りに行くという人もいます。今風に言うと、朝活になるんでしょうかね。私は朝が苦手なんで、やったことはありません。釣りに熱中して遅刻したら恥ずかしいし。

さすがに、ここまで来ると、年間釣行100日も十分可能になりますね。

でもこれ、かなり大変だと思います。体が持たないし、毎回同じような釣りばかりだとモチベーションが維持できない。準備時間もとれないんで、釣りが雑になってしまいます。

私の場合はどうかというと、今年の渓流釣行回数は、40日弱になりそうです。これでも、結構がんばったつもりなんですけどね。

サラリーマンアングラーが、シーズンを通して集中力を切らさず渓流に通うのであれば、このくらい、多くても年50日くらいの釣行が妥当なところなんじゃないでしょうか。

量より質ということです。

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