シンプルすぎて日の当たらないフライ?
フランク・ソーヤのキラーバグ
ダーニング糸
フランク・ソーヤのキラーバグを巻くのに使えないかと、こんなものを買ってみました。
クロバーのダーニング糸 ナチュラルのベージュです。
ベージュ系の細い毛糸が、淡色から濃色まで5色巻いてあります(各色14m)。値段は400円くらいと安いです。
材質は、ウール50%、アクリル50%。
オリジナルのChadwick 477は、ウール85%、ナイロン15% ですけど、どちらも細い補修用ヤーンだし、いい線いっていると思います。
5色のキラーバグ
5本のヤーンそれぞれで、5色のキラーバグを巻いてみました。
フックはVARIVAS 2430V-WBLの12番で、フランク・ソーヤに倣って、コパーワイヤーとヤーンだけで巻いています。
オリジナルのチャドウィック477で巻いたキラーバグの実物は見たことがないんですが、ネットで出回っている写真と比べると、上から3番目と4番目の中間あたりがちょうどいいんではと思います。
そこで、2分割した2色のヤーンを縒り合せて、巻いてみると。
なかなかいいんじゃないでしょうか。
濡らすとこんな感じです。
日本の渓流でも
キラーバグは、もともとグレイリングを釣るために考案されたフライですが、日本の渓流でも十分使えると思います。
あっという間に巻けるので、フライボックスを埋めるのも簡単ですしね。
フランク・ソーヤはチャドウィック477以外は使えないみたいなことを書いていますが、少なくとも、ここ日本では、そんなことはないでしょう。(オリジナルに似せるのを試行錯誤していて、なんですが。)
水生、陸生問わず、ラーバの色は様々ですし、サイズも変えれば、さらに、いろんな虫をイミテートできるのではないかと思います。
このフライ。なぜか、日本のタイイング本で触れられることは、ほとんどありません。マテリアルが簡素すぎて、儲からないからなんでしょうかね。
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