飛ばない理由はランニングラインだった

サクラマスへの道(第16回)。本流で飛ばしたいなら避けては通れない道のようです。

ランニングライン

飛ばない理由

最近、本流でシューティングシステムのキャスティングをしていると、スカッと飛ぶときもあれば、狙った距離の半分にも満たないことがあります。何かがおかしいとは感じていたんですが、先日、あることに気が付きました。

それは『陸っぱりのときは飛ぶんだけど、水に立ち込むと飛ばない。』ということ。

原因はなんだろうかと、足元を見てみると。

沈むランニングライン
ランニングラインが沈んでいます。昨年の秋に購入したOPSTのレーザーライン(40lb)です。モノフィラなんで沈むんですね。どうりで飛ばない訳だ。

これを買うまではフローティングライン(AIRFLO RIDGE R / LINE 30LB FLOAT)を使っていたので、気にも留めていませんでした。

ラインを保持する方法

水の抵抗を減らすには、水の上にランニングラインを保持しなければいけません。

やり方は2つあります。一つはラインバスケットを使う方法、もう一つは手を使う方法(ラインマネージメント)です。

でも、本流でラインバスケットを使う人は少数派です。理由は邪魔になるからでしょう。あまり深く立ち込めなくなるし、移動の足かせにもなります。

やはりラインマネージメントの習得は避けて通れないようです。

ラインマネージメントにはいろいろなやり方があるようですが、次の2つが有名です。写真で説明しても分かりづらいと思うので、Youtubeにあった動画を紹介します。

握るメソッド

OPSTのエド・ワード氏によるデモ動画。指にかけるのではなく手で握ります。交互に手を返すやり方も紹介されています。

指かけメソッド

Tight Lines Fly Fishing の Andrew Moy氏によるデモ動画。小指から順番に指にラインをかけていきます。日本だとこのやり方が主流です。

慣れると

とりあえず、日本で主流の指かけメソッドの方をやってみることにしました。

指かけメソッド
5回リトリーブしたら小指、4回やったら薬指、3回やったら中指といった具合に指にかけていきます。5・4・3と、だんだん短くするのがコツです

これで足りない場合は、小指6、薬指5、中指4、人差し指3とか、小指5×2、薬指4×2、中指3×2とか、好きなようにアレンジすればOK。ただし、人差し指まで使ってしまうと、ローアーグリップが握りづらくなります。

ランニングラインを流れに乗せたところ
流れに乗せたところ。止水にぐしゃっと垂らすより、この方がキャスティングの際、絡みづらくなります。

この状態でキャストしてみると。

キャスティング
スカッと飛びました。リールまでガツンときて気持ちいい。

煩雑そうで毛嫌いしていたラインマネージメントですが、慣れるとそんなに面倒ではなかったです。

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