9月の最終土曜日。今にも雨が降り出しそうな曇り空の中、ヤマメ狙いで月光川のキャッチ&リリース区間に入ってみました。
月光川(がっこうがわ)
C&R区間
月光川が流れるのは秋田県境の日本海側にある遊佐町(ゆざまち)。先週釣行した日向川の北西に位置します。
早くからC&R区間を設けていて、フライフィッシングでは名の知れたフィールドです。山形に来る前からその存在は知っていたんですが、入るのは今回が初めてです。
月光川養漁協による案内板です。C&R区間は庄内熊野川との出合のすぐ下にある頭首口から月光川ダムまでの3.5km。
ルアーだとバーブレスが必須ですが、餌釣りと毛ばりの場合は『できるだけバーブレスを』とありますので、強制ではないようです。
全期間通じて持ち帰りは一切できません。匹数や釣法制限区などがある寒河江川C&Rと違って、全区間同じレギュレーションで分かりやすいですね。
金杉橋(かなすぎばし)から下流を望んだところ。平坦な流れが500m置きくらいに堰堤で区切られ、段々畑みたいに続いています。
増水気味
橋の上流も面白そうだったんですが、ボサが多くて入るところが分からなかったので、下流へ向かいます。
C&R区間の最下流である頭首口を目指して川沿いの林道を下ると、途中、ちょっと大きめの堰堤が見えてきました。
朝に降ったであろう雨のせいか、ちょっと増水しています。
この堰堤の少し下から入渓。せっかくなら、頭首口から釣りたかったんですが、増水に加え、雲行きも怪しいんでやめておきました。
時計を見ると、ちょうど12時。先行者はいないようです。フライはドライ。初めての川なので、反応を確かめながら注意深く探っていきます。
今日の一匹目。堰堤脇の側溝みたいなところに居たやつです。
秋ヤマメ
C&R区間だけあって魚は濃いですが、何処にでも着いているというわけではありません。反応があっても食ってこないこともしばしば。
増水のせいか、ちょっと緩めの岸際に溜まっていることが多かったです。
今日一番サイズの秋ヤマメ。ここはというバブルラインを流したら、飛びついてきました。9寸弱くらいですが、体高があります。
秋の空に翻弄される
雲の合間に青空が覗いてきました。明日は晴れるかな。
と思ったのもつかの間、あたりは急に暗くなり、これまで釣りでは経験したことのないような土砂降りに。
竿を畳んで一目散に撤退しようとするも、初めての川なので出るところが分からない。ボサがトゲだらけで、藪こぎできないんです。里川のC&R区間だと思って甘くみていました。
薄暗がりの中、焦って転んでビショビショになるわ、フライを満載したパッチを落とすわで散々な目に。
幸い、日没直前に出ることができましたが、車に戻った頃にはもう真っ暗。
明日の渓流最終日はどうなることやら。
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