9年くらい愛用したLEDヘッドランプが壊れてしまいました。ペツルのティカXP(2じゃないほう)です。原因はおそらくディープウェーディングによる水没。ベストの下の方に入れていたのがいけなかったみたい。
まあ。9年ももてば大往生ですけど。
イブニングがほとんどの私はライトがないと夜道が不安。早めに買わなければ。
渓流釣りに最適な完全防水ヘッドライトを探す
最近の売れ筋は
ティカXPと同等の機種をざっと調べたところ次の5つが候補にあがりました。9年前と比べると選択肢はだいぶ増えているみたいです。
メーカー | 機種 | 明るさ | 重さ | 防水性能 | 電池 | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
PETZL | ティカXP2 | 80lm | 88g | IPX4 | 単4×3本 | 7,500円 |
GENTOS | LH-560 | 37lm | 72g | IPX2※ | 単4×2本 | 1,500円 |
Panasonic | BF-AH30P | 30lm※ | 105g | IPX4※ | 単4×3本 | 5,000円 |
monbel | コンパクト ヘッドランプ | 26lm | 72g | IPX4 | 単3×1本 | 2,000円 |
FENIX | HL21 | 97lm | 65g | IPX8 | 単3×1本 | 3,000円 |
1つ目は、ティカXPの後継機種、ティカXP2。
2つ目は、『閃』で有名なジェントスのエントリーモデル。
3つ目は、ヘッドランプといえば、ナショナル。
4つ目は、アウトドアメーカー、モンベルのミドルモデル。
5つ目は、検索していて偶然みつけた、FENIX(フェニックス)の軽量モデル。
スペック表の『明るさ』はMAXモードのルーメン、『重さ』は電池を含みます。※印はカタログなどからかなり適当に算出したものです。
さすがに9年も経つとLEDの性能はかなり良くなってます。初代ティカXPの明るさは最大モードで26lm、ブースト時で40lmほどでした。まぁ、これでも十分明るかったんですけどね。
軽くて、水に強く、手ごろな値段
結論から言うと、ほとんど迷うことなく、5番目のFENIX HL21を買いました。
決め手はIPX8という高い防水性と65gという軽さ。
PETZLは高いです。コスパ悪過ぎ。GENTOS LH-560はこの中で一番安いんだけど、防水が貧弱。Panasonic BF-AH30P は重い。モンベルはちょっと暗め。
渓流釣りでは海の釣りと違って水の中に立ち込みます。時には川の中で転ぶことも。
なので、防水性は高ければ高いほどいいです。FENIX HL21以外はIPX2~4。これだと、ちょっと不安です。あと、日中はベストのポケットに入れておくんで、軽ければ軽いほどいいです。
FENIXというメーカー。今回初めて知りました。中国のメーカーらしいです。
中国製というのを気にしなければ、渓流釣り用としては今のところベストバイじゃないでしょうか。
※後継モデル『HL22』が発売されていました。明るさは最大で120ルーメンだそうです。〔2015年3月 追記〕
※後継モデル『HL23』が発売されていました。明るさは最大で150ルーメンだそうです。〔2019年4月 追記〕
日本メーカーにも頑張ってほしい
LEDライトのスペックは、明るさはルーメン、防水性はIPXで表記するのが世界標準のようです。
今回、調べていて気がついたのは、日本メーカーがこれに沿っていないこと。Panasonic BF-AH30Pにいたっては、明るさ450 ルクス(1m前方)、生活防水だって。
数字が大きいんで、一見明るそうだけど、ルーメンでいうと30lmそこそこみたいです。※換算するのに苦労しました(超テキトーです。間違っていたらごめんなさい)。生活防水というのも統一の基準はなくメーカーによってさまざま。
ネットで何でも買える今、もっと分かりやすくてコンセプトのはっきりした製品作っていかないと、世界はもとより日本でも負けちゃうんじゃないでしょうか。
GENTOSも安くていい製品が多いんですが、『防水・軽量のヘッドランプ』というニッチなところまでは及ばなかったようです。
いや待てよ。防水・軽量って、ニッチじゃなくアウトドアユースでの理想のヘッドライトじゃないか。
LEDがなかった頃、ヘッドランプといえばNationalのヘッデンでした。黄色くてごついやつ。
皮肉にも、今回買った中国メーカーFENIXのHL21は、黄色くてヘッデンを意識したようなデザインです。
本当は、こういうのをPanasonicが作らなきゃいけないと思うんですよね。
コメント